【公務員予備校】TACとLECどっち？2024年あなたはこっち！違いなどを解説

公務員試験を独学で対策するのは難しく、公務員の予備校に通えば効率的に勉強でき、有益な情報も手に入ります。

しかし、公務員の予備校に通うことを決めたとしても、どの予備校に通うか迷ってしまいます。

公務員の予備校にもいろいろとあり、その中でもTACとLECは大手で、公務員の予備校を調べてみると、目にすることが多いです。

そしてTACとLECのどちらの予備校が良いか迷ってしまうということはないでしょうか。

こちらの記事では、

といったような疑問が解消されるようそれぞれの公務員講座について説明させていただきます。

TACとLECの公務員講座は、どちらも毎年多くの合格者を輩出している非常に実績のある講座です。

公務員の予備校を決定する上で、是非参考にしてください。

公務員の予備校TACとLECのそれぞれの基本情報

企業名	TAC株式会社	株式会社東京リーガルマインド
公務員講座の種類	地方上級・市役所・国家総合・国家一般・技術職・外交官・警察官・心理職・福祉職・経験者採用　他	地方上級・市役所・国家総合・国家一般・技術職・外交官・警察官・消防官・心理職・福祉職・高卒程度公務員　他
合格者数(2023年)	4650名	3567名 (地方上級・国家一般職対策コース)

公務員の予備校であるTACとLEC（東京リーガルマインド）の基本情報を紹介させていただきます。

TAC公務員講座の基本情報

資格の学校TACは、公務員試験に特化した専門の予備校です。

TAC公務員講座は、多くの受講生を抱える国内有数の公務員試験対策講座です。

2023年は4650名の公務員合格者を輩出するなど、圧倒的な実績もあります。

また、講座受講者には、全国の教室で、優秀な講師陣からの講義を受けることができます。

LEC(東京リーガルマインド)公務員講座の基本情報

LEC(東京リーガルマインド)の公務員講座も、多くの受講生を抱える国内有数の公務員試験対策講座です。

2023年の公務員試験では、地方上級・国家一般職対策コースの受講生の合格者延べ人数は3567名と、多くの合格者を輩出しています。

さらに、国家総合職(院卒者・デジタル)・国家一般職(大卒程度・行政中国地域)・国家一般職(大卒程度・化学)などで、LECの卒業生が1位合格をしています。

また、LECも全国にある教室に優秀な講師陣が在籍しています。

【TACとLECどっちか】それぞれの合格実績

予備校	資格の学校TAC	LEC東京リーガルマインド
合格者数(2023年)	4650名	3567名 (地方上級・国家一般職対策コース)

2023年の合格実績はTACは4650名と公表しています。

LECは地方上級・国家一般職対策コースを受講した合格者が3567名と公表しています。

LECの合格者数は特定のコース受講者の合格者であるため、TACとの公平な比較はできませんが、TACもLECも多くの合格者を輩出しています。

TACは高い合格者占有率

公務員試験において、TAC公務員講座の最終合格者占有率は非常に高い水準を維持しています。

合格者占有率とは、全合格者のうちのTAC公務員講座受講生の占める割合を示したものになります。

例えば、2022年の東京都Ⅰ類B(行政/一般方式)の最終合格者占有率は36.3%であり、合格者の2.8人に1人はTACの公務員講座受講生になります。

他にも、特別区Ⅰ類(事務)は27.4%で3.7人に1人の割合、

神奈川県(Ⅰ類行政)では、34.8%であり、合格者の2.9人に1人がTACの公務員受講生となります。

2022年の外務省専門職試験では、合格者占有率98.2%で、

なんと、55名中54名がTAC生になります。

外務省専門職試験を受験予定の方は、TACを検討するのをおすすめします。

LECは一位合格が多い

LECは、それぞれの公務員試験での一位合格を多く輩出しています。

2023年の一位合格実績は、こちらです。

さらに2位～9位の合格実績も多くあります。

合格実績は大差無し

TACとLECでそれぞれ合格実績を同じ条件で比較するのは難しいので、合格実績でTACかLECのどちらに通うか決めるのは難しいです。

TACもLECも有名な予備校であるように、どちらも多くの合格者を輩出しています。

合格実績で予備校を選ぶ場合は、外務省専門職は合格占有率の高いTACを選ぶというような選び方をすると良いでしょう。

【TACとLECどっちか】校舎の違い｜最寄りの校舎で選ぶのも有り

TACの公務員対策講座を行う校舎の一覧は、こちらです。

LECの公務員講座を行う校舎の一覧はこちらです。

予備校まで通う時間ももったいないため、自宅から近い所に校舎がある予備校を選ぶのも有りですね。

【TACとLECどっちか】メリット・デメリットの違いで選ぶ

TACとLECのそれぞれの公務員講座のメリット・デメリットはこちらです。

	TAC	LEC
メリット	模擬面接・論文添削が無制限	47都道府県対策
デメリット	自習室が混雑	面接予約が混雑

それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

TACのメリット｜模擬面接・論文添削が無制限

面接や論文は独学で勉強するのは、情報も得にくいため、非常に難しいです。

最近の公務員試験は、面接重視となってきており、面接対策はかなり重要となります。

論文は、知識のある人に添削してもらえないと、なかなかレベルアップできません。

TACの本科生のコースを受講していると、模擬面接と論文添削を無制限に受けることができます。

これは、かなりのおすすめポイントです。

独学では対策が難しい面接と論文において、完璧と思えるまで対策し、他の受験生とたくさん差をつけましょう。

なお、LECでも模擬面接は回数無制限です。

TACのデメリット｜自習室が混雑している

TACは、大手の資格の予備校であり、知名度も抜群にあります。

実績もあるため、TACを利用する受験者は非常に多いです。

各校舎にある自習室の利用者も多くなるため、曜日や時間帯によるところもありますが、自習室が混雑しているということがあります。

自習室が混雑するほどの人気と実績があるということですが、メリットの裏返しにあるデメリットになりますね。

LECのメリット｜豊富なノウハウだからできる47都道府県対策

LECは、公務員試験対策に関する指導を開始して、36年以上となりました。

その中で、数多くの合格率をたくさん輩出してきた実績があります。

長い経験で得た、実績に裏付けられた公務員試験に関するノウハウをもっており、そのノウハウと全国規模であるからこそできる47都道府県対策を行っています。

自治体の公務員試験は、それぞれに特徴があり、合格する可能性を上げるためには、その特徴にあった対策をする必要があります。

LECでは、各自治体合格に特化した面接と論文対策を受講することができます。

地方公務員志望の方は、効率的に面接と論文対策を受けることで、ライバルと差をつけましょう。

LECのデメリット｜混雑していて面接予約が取りにくいことがある

LECも、大手の資格の予備校であり、知名度も抜群です。

実績もあるため、LECを利用する受験者は非常に多いです。

面接対策も回数無制限でできたりと充実していますが、そのメリットにより、面接直前になると面接対策の予約が殺到し、取りにくくなるといったことがあります。

面接直前の時期に、希望する回数の模擬面接が受けられなくなることのリスクを防ぐために、早い時期から受けておくのがおすすめです。

LECの面接対策は一次試験前から受けることができます。

【TACとLECどっちか】主なコースの価格などの違い

予備校	資格の学校　TAC	東京リーガルマインド　LEC
受講料	総合本科生 約36万円 速修本科生 約25万円	スペシャルコース 約35万円 速修スペシャルコース　約25万円
模擬面接	○ 回数無制限	○ 回数無制限
論文添削	○ 回数無制限	○

講座の価格については、定価を記載しています。

東京リーガルマインドLECのコースの詳細はこちらです。

コース名	内容
スペシャルコース	国家一般職・地方上級・市役所に対応したコース
速修スペシャルコース	上記コースの科目を最重要科目に絞り、短期間の学習で合格を目指すコース

スペシャルコースは、公務員全般の択一・論文・記述・面接に対応したコースです。

資格の学校TACのコースの詳細はこちらです。

コース名	内容
総合本科生	国家一般職・地方上級・市役所に対応したコース
速修本科生	上記コースの専門科目を最重要科目に絞るなど、3～5カ月の学習で合格を目指すコース

総合本科生は、国家公務員一般職や地方公務員など、公務員試験を幅広く併願できるコースです。

教養試験・専門試験に合わせて面接対策・論文対策・模試も含まれた最も人気のあるコースです。

両コースとも、模擬面接と論文添削を無制限に受けることができます。

LECとTACの同様のコースを比較しました。

価格に関しては、あまり差がありません。

模擬面接は、LECもTACも回数無制限となっています。

論文添削は、LECもTACも対応していますが、回数無制限なのはTACのみです。

論文は、独学での勉強が難しいため、論文が苦手な方は添削回数無制限のTACがおすすめです。

【TACとLECどっちか】口コミ・評判で選ぶ

TACとLECの両方についての口コミや評判を一部紹介させていただきます。

元受験生の意見として、公務員になりたいなら大手予備校(TAC,LECあたり)には入ったほうがいい。講師の経験と対策(傾向)などは頼りになる。勉強の進め方、進捗管理なんかのアドバイスは本当にプロだと感じます。

— k (@tax06086945) August 15, 2020

地方公務員を併願で狙うなら二次でやらかしたら死ぬし民間併願でもそれという点から二次重視のLEC選んでるんやけどね

やっぱTACは膨大なデータ量と対面で体験を受けているからな…
データはLECもあるし最悪友人のつて頼るけど、授業については早くLECの対面授業受けてそこらへん払拭したい

— KK@23卒 (@KK49881439) April 19, 2021

公務員で強いのはLECや
TACが強いのは公認会計士やで笑笑

— sky (@sora_551) August 2, 2020

公務員志望の人TACかLECばかりで大原生全然いないから問題集の回し方とか全然相談・共有できない😢

— おむぎ　25卒公務員専願 (@Omugi_Naitei) July 3, 2023

正直公務員に関してはLECよりTACかな・・・

— 師匠 (@bubuchandesu) June 21, 2023

LECとTACの公務員講座の資料永遠見てる…

— あいきゃん (@chan_osato) January 16, 2022

ホームページなどでは、書かれていないことが多いので最終的には資料請求して決めるのがおすすめです。

TACの口コミ

TAC公務員講座についての口コミと評判について、いくつか紹介させていただきます。

TACの先生とはなして、私の良いところたくさん言ってもらって、少しだけ自信ついた。
あがっちゃうし想定問答も充実してないけど明日がんばる。
がんばる公務員受験生皆が報われますように！ってか報われろ！
ここまで頑張れる子で悪い子いないよ！！

— 優 (@YyYyaaaaate33) July 1, 2022

ちなみにTACでは地上・国般コース（通学）でした
担任カウンセリングで勉強のペースメイクとかメンタルケアしてもらってましたね🤔

— hm (@banabon3333) July 29, 2023

講師のサポートもTACの魅力です。

地方上級公務員になるには、公務員予備校に通って勉強して情報収集する方が、独学で勉強するより抜けが少なく、良いと思います！

私はTACに通っていました🙌#公務員#公務員試験#地方上級#独学#予備校#塾#TAC

— 27歳女性塾長@松花村塾&家庭教師 (@kyouiku1996) March 9, 2022

TACで情報収集することで、効率的に勉強を進めることができたとのことです。

LECの口コミ

LEC公務員講座についての口コミと評判について、いくつか紹介させていただきます。

ありがとうございます！
因みに前職を退職し現在公務員になれたのはLECさんの講義のおかげです。感謝してます😁
※支店は違いますが

— ひとかげ@土木公務員と投資の話 (@hitokagesan1989) July 6, 2022

LECの講義のおかげで合格できたとのことです。

公務員、士業などの資格取得でダブルスクールする人は大原が多いイメージだけど東京リーガルマインド通称LECさんの方がいいと言われてます！クレアールさんとは強みが違うので合ったほうを！

— もちのカフェグルメ (@moto_grnd) December 17, 2022

世間の評判も良いですね。

TACとLECともに公務員講座が技術職志望にも対応

TACもLECも技術職志望を対象としたコースもあります。

他の予備校も含めた各職種（専門分野を学習できる）に対応した表はこちらです。

	土木職	建築職	電気職	機械職	化学職	農学職
東京リーガルマインドLEC	○	○	○	○	○	〇
資格の学校TAC	○	○	○	○	○	✕
クレアール	○	○	○	○	✕	✕
資格の大原	○	✕	✕	✕	✕	✕

TACもLECも土木職・建築職・化学職・デジタル・電気・電子職・機械職に対応しています。

農学職に対応しているのはLECのみ

両方とも大手だけあって、他の予備校と比べても対応職種が多いです。

資格の学校TACの技術職のコースを一部紹介させていただきます。

コース名	内容	価格
土木職本科生	国家一般職・地方上級・市役所の土木職に対応したコース	約32万円
速修本科生	上記コースの専門科目を最重要科目に絞るなど、3～5カ月の学習で合格を目指すコース	約22万円

各技術職本科生コースは、教養試験・専門試験に合わせて面接対策・論文対策・模試も含まれたコースです。

事務職のコースと同じで、論文・専門記述添削と模擬面接は回数無制限で受講できます。

通信講座と通学講座を選択できます。

通学講座は新宿校のみで、それ以外の教室ではビデオブースでの受講です。

他にも、技術職にはこちらのコースがあります。

ご自身の予備校に使える費用や苦手を考慮し、コースを選択することができますね。

LECの技術職のコースを一部紹介させていただきます。

コース名	内容	価格
地方上級・国家一般職土木職合格コース	国家一般職・地方上級・市役所の土木職に対応したコース	約31万円
地方上級・国家一般職土木職速習コース	上記コースの専門科目を最重要科目に絞るなど、3～5カ月の学習で合格を目指すコース	約23万円

地方上級・国家一般職土木職合格コースは、教養試験・専門試験に合わせて面接対策・論文対策・模試も含まれたコースです。

事務職のコースと同じで、模擬面接は回数無制限で受講できます。

基本は通信講座で、教養部分のみ通信と通学講座を選択できます。

他にも、技術職には専門科目のみの専門科目パックがあります。

ご自身の予備校に使える費用や苦手を考慮し、全て含まれたコースにするか専門のみのパックにするか選択することができますね。

建築職・機械職・電気職・化学職の公務員試験のおすすめ教材や予備校は、こちらで紹介しています。

TACとLEC公務員講座と他の公務員予備校の比較

TACとLECと他予備校4校との比較

予備校名	TAC	LEC	クレアール	EYE	資格の大原	アガルート
主なコースの価格	約33万円	約35万円	約29万円	約27万円	約36万円	約27万円
教室	全国	全国	なし	東京に3校	全国	なし
通信	○	○	○	○	○	○
強み	外務省専門職に強い	地方公務員に強い(47都道府県対策)	通信でコスパ最強(割引大きい)、 倍速再生や音声DLなど通信に特化、 社会人向けに特化	高い合格率、 アットホームで面倒見が良い	数学対策・面接対策の内が容充実	合格して条件を満たすと支払い金額全額返金

TACとLECとと他の予備校のコースの金額や強みなどを比較しました。

コースの価格に関しては、大手の予備校ですので、他の予備校と比べて高い方です。

価格は他の予備校と比べて高いですが、TACもLECも昔から積み上げられてきた実績はがありますし、通うことのできる校舎数も多いです。

地方在住で校舎に通いたい方は、ＴＡＣ・ＬＥＣ・資格の大原などの大手予備校から選択することになります。

どうしてもTACやLECなどの大手予備校の価格が高い、予備校に使う費用はできるだけおさえたいという方は、クレアール・ＥＹＥ・アガルートなど比較的安価な予備校がおすすめです。

他のおすすめの公務員予備校の費用などの比較に関してはこちらを参考にしてみてください。

なお、各予備校の詳細は、それぞれのリンク先を参考にしてみてください。

公務員予備校EYEの評判・口コミや詳細はこちらを参考にしてください。

クレアールの公務員講座の評判・口コミなどや詳細はこちらを参考にしてください。

資格の大原の公務員講座の評判・口コミの詳細はこちらを参考にしてください。

まとめ:公務員予備校TACかLECか違いがあるが、自分にあったものを選ぼう

企業名	TAC株式会社	株式会社東京リーガルマインド
公務員講座の種類	地方上級・市役所・国家総合・国家一般・技術職・外交官・警察官・心理職・福祉職・経験者採用　他	地方上級・市役所・国家総合・国家一般・技術職・外交官・警察官・消防官・心理職・福祉職・高卒程度公務員　他
合格者数(2023年)	4650名	3567名 (地方上級・国家一般職対策コース)

TACとLECの公務員講座について、説明させていただきました。

どちらも合格実績が多く、素晴らしい予備校です。

ご自身に合った方を選ぶことをおすすめさせていただきます。

例えば、

といった具合に選ぶのも有りでしょう。

ホームページなどでは、書かれてない情報もありますので、まずは公式ホームページから資料請求して、詳細を見てから決めるのをおすすめします。

資料請求は無料です。

予備校を決めるのに少しでも参考になれば、幸いです。

それぞれの予備校の詳細について、

TAC公務員講座の評判・口コミ・メリット・デメリットなどの詳細はこちらをご覧ください。

LEC(東京リーガルマインド)の評判・口コミ・メリット・デメリットなどに関してはこちらを参考にしてください。

他のおすすめの公務員予備校の費用などの比較もしていますので、予備校を選ぶ際はこちらも参考にしてください。