公務員の種類は様々で、さらに職種も様々あります。
職種は大きく分けて事務職と技術職があります。
基本的には文系が事務職、理系が技術職になることが多いです。
技術職の中にも土木職・建築職・電気職・機械職・化学職などといった職種があります。
- 理系なので技術職を考えているが、どういった職種がある?
- それぞれの職種はどう違うの?
- 公務員技術職はきついの?
というような疑問をお持ちの方に向けて、こちらでは、国家公務員・地方公務員両方の技術職の経験がある私が、公務員の主な技術職の紹介をさせていただきます。
また、それぞれの職種になるには、どうしたら良いかを紹介します。
実際に現在公務員として働いている中で、きつい・辞めたいなどと感じている方は、公務員が辛い・辞めたいときなどに取るべき行動や技術職が公務員から民間へ転職するのにおすすめの転職エージェントも紹介していますので、こちらも参考にしてください。
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国家公務員技術職はきつい?
国家公務員の技術職の仕事は、多岐に渡ります。
各職種・各省庁・配属先において、いろいろな仕事があります。
例えば、多くの技術職が働く国土交通省では、分野がこちらのように多岐に渡り、その業務もいろいろなものがあります。
- 自動車・海事・航空
- 鉄道
- 電気通信
- 官庁営繕
- 建設
- 建築・住宅・まちづくり
- 港湾
- 土木
- 北海道開発
- 砂防
- 造園
- 国土地理院
中央省庁に配属されると、法規の改正などに携わることもあります。
国家公務員として働く上で、よくあるきついパターンは残業の多さです。
中央省庁では、残業が多いのは当たり前のようになっています。
「家に帰るのは、寝るためだけ」
というのもよくあります。
地方の出先期間は、ハズレをひいてしまうと、残業の多い部署に配属されることもあります。
地方公務員技術職はきつい?
地方公務員技術職について、こちらの職種について紹介させていただきます。
それぞれの職種の年収などについては、それぞれのリンク先をご覧ください。
- 土木職
- 建築職
- 電気職
- 機械職
- 化学職
土木職
仕事内容は、道路・河川・公園・上下水道の工事の設計及び監督、都市整備、都市計画などです。
一般的に技術職の中では、最も数を占めています。
地方土木公務員がきついか・仕事内容・残業・転職する方法などの詳細はこちらの記事を参考にしてください。
建築職
仕事内容は、建築物の工事の設計及び監督、建築指導などです。
一般的に技術職の中では、2番目の職員数になります。
地方公務員建築職のきついかや年収・仕事内容などに関しての詳細については、こちら記事をご覧ください。
電気職
仕事内容は、電気設備やプラント電気の工事の設計及び監督などです。
電気設備とは、照明・ケーブル・スイッチ・盤などです。
配属先としては、営繕(建築物の新築、増築、修繕及び模様替え)を扱う部門の他、ごみ処理施設や下水処理場などのプラントなどがあります。
職員割合は少なく、自治内によっては採用していない場合があります。
地方公務員電気職がきついかや仕事内容・年収・必要な資格などに関しての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
機械職
仕事内容は、機械設備やプラント機械の工事の設計及び監督などです。
機械設備とは、空調・換気・給排水衛生設備などです。
給排水衛生設備とは、給排水配管(給水=上水、排水=下水)や衛生器具(手洗いや便器などの陶器)などです。
配属先としては、営繕部門、ごみ処理施設や下水処理場などのプラント、その他に市営地下鉄などがあります。
職員割合は、電気職と同じく少なく、自治体によっては採用していない場合があります。
地方公務員機械職がきついや仕事内容・年収・必要な資格などの詳細に関してはこちらの記事をご覧ください。
化学職
省エネ・大気測定・騒音などを扱う環境部門に配属されたり、浄水場や下水処理場のプラントに配属されて水質を扱うなどといった仕事になります。
機械職や電気職と同じく、職員割合は少なく、自治内によっては採用していない場合があります。
公務員技術職がきついかは、配属先など決まる|残業がないホワイトな職場はある?
国家公務員では、中央省庁に配属されると残業が多い傾向にあり、きついと感じる方はいらっしゃいます。
総合職で採用されると中央省庁に配属されることが多いですが、一般職でも中央省庁に配属されることもあります。
地方の出先機関に配属された場合は、省庁・職種・配属先・時期によって仕事内容・仕事量は様々です。
そのため、結構運によって、きつい思いをするかそうでないかは決まってしまいます。
職場の環境によっても、若い人間に仕事が集中し、若い人だけ忙しいといったことがあります。
地方公務員では、各自治体や部署や時期によるところは大きいですが、おおよそ公共工事の設計・積算・監督をする部署は忙しくなる傾向があり、残業も多くなります。
工事に関する仕事を行う職種は、土木職・建築職・電気職・機械職などとなります。
自治体や時期などにもよりますが、都市計画を行う部署など、工事業務がない部署は比較的残業は少なく、ホワイトである場合が多いです。
それぞれの職種になるためには?
国家公務員は、国家総合職試験・国家一般職試験のそれぞれの専門分野を受験することとなります。
技術職試験の各試験区分を受験するのに学校の専攻は関係ありません。
地方公務員では、各専門の学校を卒業しなくてはならないか、若しくは学校を卒業してなくても試験を通過するだけでなれるかは、各自治体によって異なります。
受験予定の自治体の採用情報をご確認下さい。
経験者採用は、事務職よりも年齢制限を緩めている自治体が多いので、技術職を目指す方は事務職よりもチャンスがあります。
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- 志望先の試験内容:区分別の試験内容・試験タイプなど
- 対策の手順
- よくある質問
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公務員技術職はなくなる?
昨今、公務員の人員がどんどん減らされていく中で、
「事務職よりも人数が少ない技術職がなくなるのでは?」
と心配されている方はいらっしゃいます。
確かにどの公務員も人が減らされており、技術職も例外ではありません。
しかし、技術職の専門性の高さから、工事監督や設計などといった仕事は事務職がするには難しく、それらを業務委託したとしても、成果物をチェックするには技術職が持つ専門性が必要です。
そのため、もともと技術職が多くいる役所は、技術職の数は減ってはいますが、数が0になる可能性は低いでしょう。
公務員技術職の土日祝の勤務について
これから地方公務員の技術職を目指す方には
「基本公務員は土日祝は休みと聞くけど、地方公務員の技術職はどうなの?」
と疑問に思う方がいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げますと、土日や祝日に勤務しなければならないときがあります。
どんな時に土日祝勤務となるか紹介させていただきます。
土日祝に工事があるとき
工事業務を行う部署に配属された場合、次に挙げる条件のときには、土日祝に工事を行う場合があります。
- 道路·上下水道·河川·プラント設備などに不具合があり、早急に復旧しないと住民の生活に支障が出る場合
- 学校などで平日は営業していて工事ができない場合
このような場合に、工事の監督をするため勤務する場合があります。
上下水道の漏水など、すぐに直さないと住民の日常生活に支障が出る場合は、土日祝問わず工事が行われます。
また、学校の改修工事を行う際など、平日は生徒や先生がいるので、工事は土日祝に行います。
工事業務を行う職種は、土木職・建築職・電気職・機械職などになります。
建築職・電気職・機械職の仕事内容については、各記事で説明させていただいています。
住民説明会
例えば、学校の建替工事を行う際、建物の解体を行います。
解体を行う際は、振動·騒音·粉塵が発生します。
新築工事をする際は、多くの重機が工事現場に入っていくため、事故など心配となります。
そういった内容や工事期間などを事前に近隣の住民に知らせるために、住民説明会を開くことがあります。
基本的に住民説明会は、対象となる多くの住民が参加できるように、土日祝に行うことが多いです。
その際に職員は、会場設営·案内·説明などのために出勤するということがあります。
行事
自治体の行事が行われた際、その行事を主催する課の職員数では足りない場合、他の課からお手伝いを呼ぶことがあります。
その際は、各課何名ずつなど事務職技術職関係なく招集されます。
住民に向けてのイベントでは、土日祝に行うことが多いので、そうなると土日出勤をすることになります。
災害対応
台風や地震などで、まちが被害を受けた場合は、土日祝や時間関係なく招集されます。
台風の際は、ちょうど直撃する時間帯に庁舎に職員が待機し、各持ち場のパトロールを行ったりすることがあります。
災害対応に関しても、事務職技術職関係なく招集されることになります。
まとめ|公務員技術職は、場合によってはきつい
公務員の技術職の仕事は、国家公務員か地方公務員・各職種で違います。
国家公務員は、各職種・各省庁・配属先において多岐に渡ります。
地方公務員の技術職の例は、こちらで、それぞれの仕事内容は異なります。
- 土木職
- 建築職
- 電気職
- 機械職
- 化学職
国家公務員は、中央省庁に配属されると残業が多く、きつい傾向にあります。
地方公務員は、工事業務を行う部署においては残業が多く、きつい傾向にあります。
公務員を検討する上で、公務員試験の情報を効率良く得るために、クレアールの「公務員試験入門ハンドブック」又は「公務員転職ハンドブック」を申し込むことをおすすめさせていただきます。
特におすすめできるポイントは、試験の種類とスケジュール(いろんな試験の年齢制限が一目でわかる)も記載されている点です。
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また、技術職を目指す方は、以下の記事もご参考にしてみてください。
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