公務員には、事務職と技術職があります。
さらに技術職の中には、土木職・建築職・電気職・機械職・化学職・造園職などのいろいろな職種があります。
これから地方公務員試験を受験予定の方で、
- 理系だが、どの職種を受けるか迷う
- 職種は何でもいいから、競争力の少ない職種を受験したい
というように思ったことはないでしょうか?
結論から申し上げますと、地方公務員の職種の中で、土木職はとてもおすすめです。
土木職がおすすめの理由は、事務職に比べ、倍率が低いことが多く、なりやすいのに他の技術職に比べて出世・昇進しやすいおいしい職種だからです。
こちらの記事では、地方公務員の土木職をおすすめする理由について詳しく説明させていただきます。
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また、地方土木公務員がきついか・仕事内容・残業・転職する方法などの詳細はこちらの記事を参考にしてください。
土木職がおすすめな理由①倍率が比較的低く狙い目であるため、なりやすい
いろいろな自治体の採用実績の各職種の倍率を見ていくと、土木職の倍率は、他の職種と比較して低い傾向があります。
例えば、令和4年度の横浜市 大学卒程度等採用試験の結果によりますと、事務職の6.1倍に対し、土木職は1.8倍です。
技術職の中で比較しても、建築職3.2倍、機械職3.2倍、電気職2.2倍、農業職7.5倍、造園職1.8倍と土木職の1.8倍は低い方です。
また、神奈川県の令和3年度実施試験(1種試験)の結果によりますと、事務職5.5倍、建築職2.7倍、機械職2.8倍、電気職2.3倍に対し土木職は2.0倍です。
自治体や各年度にもよりますが、採用試験において、土木職は比較的倍率が低い傾向があります。
その分、合格の可能性は上がるため、狙い目といえるでしょう。
そういった意味で土木職は、他の職種と比較してみても、簡単になれる職種といえますね。
土木職がおすすめな理由②技術職の中では出世しやすい
土木職は、技術職の中でも最も人数が多いです。
その次が建築職となります。
例えば、令和4年度の横浜市 大学卒程度等採用試験の結果によりますと、建築職13人、機械職6人、電気職6人、農業職2人、造園職13人と土木職は34人であり、採用人数が他の技術職に比べて多いです。
合計職員数も技術職の中では、最も多く、出世ポストも多くあることになります。
地方公務員において事務職でなく、技術職が副知事や副市長になるのは珍しいことですが、土木職では前例があります。
例えば、2022年4月に兵庫県副知事就任された服部さんは、技術職(土木職)出身です。
兵庫県で生え抜きの技術職が副知事になるのは51年ぶりだそうですが、土木職以外の技術職は副知事や副市長になる可能性がもっと低いということです。
私の働いていた自治体も、技術職のトップの方は土木職や建築職が多いです。(土木職が最も多い)
土木職がおすすめな理由③技術職の中では配属先が多い
事務職は、入庁・異動の際に配属される部署の数は多いですが、技術職は配属される部署が比較的少ないです。
土木職は、建築・電気・機械・化学・農学職などに比べて活躍できる部署が多いです。
土木職の配属先としては、上下水道・公園・道路・橋梁・河川などのそれぞれの工事を行う部署の他、都市計画・都市整備・防災などを行う部署があったりと幅広く、数多くの業務を経験することができます。
自治体や職種によっては、配属先が2つしかなく、定年まで2つの部署しか経験できないといったことがあります。
同じ部署を何度も長期間経験するというのは、その分野においてのスキルをかなり極めることができますが、人によっては新しい刺激がないため飽きてくるとのことです。
土木職は、配属先が多いため、多くのことを経験でき、幅広い知識やスキルを身につけることができます。
土木職がおすすめな理由④技術職の中では女性が多い
女性数は、事務職と比較すると少ないですが、土木職と建築職は他の技術職よりも多いです。
男性ばかりの職場の中で、女性一人で働くのは、不安な人もいらっしゃるでしょう。
土木職では、比較的女性がいるため、出産・育児・キャリアについてなどを職場の同じ女性に相談できたりすることができます。
公務員は、産前産後休暇・育児休暇・看護休暇など取得しやすかったりと、技術職であってもそれは同じなので、女性にとって土木職は働きやすい環境であるといえます。
理系の女性の方は、地方公務員の土木職を一度ご検討されてはいかがでしょうか。
土木公務員(土木職)のなり方
地方公務員土木職として働く方は、大学の工学部土木学科など、土木を専攻していた方が多くいらっしゃいます。
各自治体の受験資格に、学校で土木分野を専攻していることなどの記載がある場合があるので、受験予定の自治体の受験資格は必ず確認しましょう。
自治体によっては、専門分野の履修が必要でない場合もあります。
地方公務員への転職をお考えの方は、年齢によって大卒区分なのか社会人採用なのかが変わってきます。試験内容も土木などの専門試験の有無等、各自治体の試験案内をご確認下さい。
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私が公務員を受験していた頃は、こういったものがなかったので、必死に時間をかけて調べていました。
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まとめ|土木公務員は狙い目で簡単になれる職種なのに、メリットが多いのでおすすめ
地方公務員の土木職は、採用試験における倍率が低く、技術職の中では出世しやすいこともあって、おすすめです。
自治体によって、土木職区分の採用試験の受験資格がそれぞれ違いますので、受験予定の方は各自治体の採用案内をご覧ください。
土木に関する学校の卒業資格必要の有無が違う可能性があります。
これから公務員試験を受験する方にとって、これらのお話が参考になれば幸いです。
地方土木公務員がきついか・仕事内容・残業・転職する方法などの詳細はこちらの記事を参考にしてください。
参考:横浜市 令和4年度の横浜市大学卒程度等採用試験 実施状況・結果
神奈川県 過去の試験・選考実施結果 令和3年度(1種試験)
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