惜しくも公務員試験が不合格となってしまった方へ。
もし、まだ公務員になることを諦めていない場合は、来年に同じ試験を再受験することをおすすめさせていただきます。
再チャレンジの受験者は初チャレンジの受験者より有利となります。
私は、一年目に不合格となった自治体を、二年目もう一度受験し、合格することができました。
1年目には倍率一桁の試験も不合格でしたが、最終的には10倍を超える試験を合格することができました。
再チャレンジは有利なので、自身を持って合格をめざそう!
こちらの記事では、不合格となった試験の再受験が、なぜ不利でなく有利なのかを紹介させていただきます。
ぜひ、最後までよんでみて参考にしてみてくださいね。
同じ試験二回目以上の再チャレンジ(再受験)は、不利にならない理由
同じ試験を2回以上受験しても、不利にはなりません。
不利にならない理由について説明します。
再チャレンジが不利にならない理由|公務員試験は点数で決まる
公務員試験は、各試験区分の試験方式によりエントリーシート·筆記試験·小論文·面接などそれぞれ点数化し、その点数により採用を決定しています。
試験は点数化され合否を決定していることから、例えば面接で
「この人は去年受験していて不合格だっから、今回も不合格だ。」
「二回目だから、減点しよう。」
というようなことはありません。
そもそも採用担当は、去年不合格であった人を覚えてはないと思いますが・・・。
ということで、同じ試験を二年続けて受験しても不利にはなりません。
実際、私は2回目で同じ自治体を合格しています。
公務員試験の点数化について書かれたおすすめの書籍の紹介
社会人・経験者向けですが、公務員の面接や論文の点数化について書かれたおすすめの書籍を紹介します。
書籍の特徴は、こちらです。
・著者が長い間採用試験に携わっている市役所職員
・1冊でエントリーシート・論文・面接の対策ができる
・今年出題されそうなテーマを紹介
・面接の評価基準について紹介
こちらの本の最大のおすすめポイントは、実際に採用試験に携わっている方が著者だということでしょう。
そのため、他の本と比べても信頼できる内容となっています。
例えば、圧迫面接をする行う意図・その最適な対処法や面接の評価基準について書かれていたり、公務員試験の本質を理解できることができます。
ただ、質問に対してどういった回答をするのが良いかを勉強するのではなく、採用試験がどこを見ているのか・どう点数がつけられ合否が決定するかなどの本質をおさえることが合格するための近道となります。
活字だけでなく、中には漫画も出てきたりと結構読みやすいのも魅力の一つです。
不利でなく一度受験したことで、筆記も面接も試験傾向が分かり有利となる
同じ試験の再受験は不利にはならず、逆に有利となります。
一度受験した試験は、筆記試験の出題内容や面接でどんなことが聞かれるかが分かり、その分対策が立てやすくなります。
筆記試験では、
「この分野ができなかったなあ。」
「時間が足りなかったなあ。」
面接では、
「この内容聞かれたとき、うまく答えられなかったなあ」
など、それぞれの反省点がでてきます。
そちらを重点的に勉強、練習をすることで効率的に試験対策をすることができます。
初受験の方より効率的に対策ができるという点で有利となりますね。
一度受験したことで、場馴れできるため有利となる
同じ試験を2回以上受験することは、場慣れできるという理由でも有利となります。
同じ試験区分を再受験する際、同じ試験会場で受験できる可能性が高いです。(たまに試験会場が変わることもあります。)
また試験方式·おおよその試験内容·試験時間も変更ないことが多いです。(これも運悪く急に変わることがありますが・・・)
地方公務員では、試験会場が変わることは多くはありません。
一度同じ会場での受験を経験しているということは、そうでない他の受験生と比べるとかなり有利となります。
場慣れした試験会場で有利なのは、サッカーなどのスポーツでホームが有利なのと同じ!
一回目の受験で緊張して自分の力を出しきれなかったとしても、二回目では、一回目の経験から落ち着いて受験することができます。
効率的な試験対策との相乗効果でより自信がつくでしょう。
再チャレンジ(再受験)することで(特に面接は)確実にレベルアップしている
試験の再受験をしていく中で、確実にレベルアップしています。
やはり、実戦を経験するというのは、緊張感も練習とは違うため、どんどん力が身についていきます。
私も、公務員試験を何度か受験しましたが、1回目2回目のときよりも回数を繰り返していくうちに手ごたえが良くなっていく感覚がありました。
私が受験1年目のときは、倍率一桁の試験も不合格でしたが、最終的には10倍を超える試験を合格することができました。
特に苦手であった面接は、実戦経験でかなりレベルアップした実感がありました。
面接は、筆記よりも本番の独特の雰囲気があります。
本番の緊張感の中で面接の受け答えをした経験は、確実に面接力に反映されています。
参考:民間企業経験は公務員試験に有利とはならないが、公務員として働いていくうえではおすすめ
現在公務員として働いている方には民間企業を経験された方がいらっしゃったり、現在民間企業で働きながら公務員への転職をご検討の方はいらっしゃると思います。
民間企業の経験は役に立つの?
と疑問をお持ちの方はいらっしゃるでしょう。
残念ながら公務員試験は筆記試験や面接試験が点数化されて合否が決定するため、公務員試験を合格するのには民間企業経験は関係ありません。
しかし、実際に公務員として働いていくうえではおすすめです。
実際に民間企業から公務員に転職された方は、たくさんいらっしゃいます。
実際に民間企業での経験がある現職の公務員に
「民間企業を経験して良かったか?」
と聞いてみたところ、全員「良かった」と答えました。
その良かった理由について紹介させていただきます。
民間経験があった方が良い理由① 前職の方がしんどい
公務員として仕事をしていますと、住民から理不尽なクレームを受けたり、繁忙期や急な社会情勢の変化による長時間勤務など、しんどいことを経験することがあります。
前職でよりしんどい経験をしていれば、
「前職の方がしんどかったから、これぐらいのしんどさなら乗り越えられる。」
と考え、乗り越えることができます。
実際に私の周りの民間企業から公務員に転職された方に民間時代とどちらがしんどかったか聞いてみたところ、
「民間企業にいたときより仕事が楽になった」
と答える方が結構いらっしゃいます。
私は、国家公務員から地方公務員に転職しましたが、国家公務員時代は結構しんどい思いをしていたため、同じマインドで乗り越えています。
民間経験があった方が良い理由② 効率的に仕事に取り組める
民間企業と公務員ではコスト意識に差があります。
公務員の現在の仕組み上、コスト意識をもって仕事を取り組んでも、まともに評価されることがありません。
普段公務員が何となくこなしている業務に対して、民間企業の経験者であれば、
「この事務のこの部分を省いたらもっと効率良くなるのでは?」
「この事務のこの部分は重要なので時間をかけて取り組むところで、この部分はそれほど重要でないからそこまで時間をかけなくて良い」
というように民間企業での経験を活かし、効率的に仕事ができるでしょう。
実際に私は、民間経験者が効率よく時間を使い分けているのを見て、参考にしています。
まとめ|同じ公務員試験の二回目以上の再チャレンジ(再受験)は不利でなく、有利である
同じ公務員試験を再受験することは、不利にはならず、試験傾向が把握でき、また場馴れできるため有利に働きます。
私は、1年目には倍率一桁の試験も不合格でしたが、最終的には10倍を超える試験を合格することができました。
他の例として、国家公務員総合職(Ⅰ種)試験を大卒時に不合格となった人が、大学院に通いながら再受験し合格したという事例もあります。
年齢制限はありますが、受験資格があるうちは、一度や二度不合格となっても諦めず、何度もトライしましょう。
公務員試験を再度受験するうえで、予備校に通うことを検討していて、まだどの予備校を利用するか決めていない方に向けて、おすすめの公務員予備校を比較しましたので、是非参考にしてください。
筆記試験は、独学で勉強できるが面接対策が不安という方は、
面接対策のみ受講できる予備校についての記事もご覧ください。
これから再受験をされる方で、他の種類の公務員を受験するなど、受験数を増やす場合は、無料で請求できる「公務員試験入門ハンドブック」や「公務員転職ハンドブック」で試験に関する情報収集を時短し、試験勉強により時間をかけることをおすすめさせていただきます。
公務員の種類や試験詳細が一発で分かる「公務員試験入門ハンドブック」「公務員転職ハンドブック」の詳細については、こちらを参考にして下さい。
皆さんが無事合格できることを願っております。
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