公務員として仕事をしている中で、職場の人間関係·住民からの過度のクレーム·長時間勤務などで大きなストレスを抱え、肉体的にも精神的にも辛くなるという経験をされる方は多くいらっしゃいます。
公務員は、病気休暇や休職といった制度を利用することができますが、そういった制度は少し複雑です。
病気休暇や休職を取得しようかするときや、または取得してから、
- 病気休暇や休職は何日とれるの?
- 病気休暇や休職をとった後復帰したら、いつリセットされるの?
- 病気休暇や休職をとったらどんなデメリットがあるの?
というようなことが気になることかと思います。
こちらの記事では、
- 病気休暇や休職の制度の概要
- 病気休暇や休職のリセット期間について
- 病気休暇や休職を取得するときのデメリット
- 病気休暇や休職のよくある疑問
などを紹介します。
ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
仕事でしんどい思いをしたときに、一番してはいけないことは「無理をすること」です。
大切なのは、自分の体です。
皆さんの体に何かあった際は、皆さん本人だけでなく、ご家族も悲しみます。
決して無理はしないようにしましょう。
うつ病になった際などの病気休暇(療養休暇)なら90日間休むことができ、給料は100%貰える

公務員の病気休暇(療養休暇)とは
公務員には、病気休暇(療養休暇)を取得することができます。
病気休暇(療養休暇)の特徴はこちらです。
- 最大90日間取得可能
- 給料は全額貰える
- 7日以上取得の場合は医師の診断書が必要
まず、病気休暇は、結核性疾患の場合の取得期間は一年などと期間がさだめられておりますが、うつ病などのメンタル不調は最大90日間取得できます。
給料は、地域手当や住宅手当なども含めて基本的には全額支給されます。
ただし、勤勉手当に関しては休暇が30日を越えると、勤務してない日数が除算の対象となります。
通勤手当も出勤してない分は基本的に出ません。
公務員の病気休暇は通算で90日取得可能|リセット期間経過後は再取得も
病気休暇取得後、復帰し、再度休暇を取得する場合、1回目は復帰したときの勤務期間が1ヶ月以上であれば再び90日間の病気休暇が取得できます。
2回目であれば、リセット期間が1年となります。
1か月・1年未満で再度病気休暇取得の場合、以前の病気休暇期間から通算となり、それらと合わせて90日間となります。
公務員は、病気休暇通算90日経過後に最大3年間休職できる

公務員の休職とは
病気休暇90日経過後は休職となります。
休職の特徴はこちらです。
- 期間は最長3年
- 休職1年間は給与の80%が貰える。
国家公務員は、人事院規則で定められており期間は最長3年とされています。
地方公務員においては、地方公務員法により各自治体で必要な事項を条例で定めることとなっています。
地方公務員において休職期間については、3年を越えない範囲で、程度に応じ個々の場合に応じて任命権者が定めることとしています。
休職期間の始めの一年間は手当も含め給与の80%が支給されます。
賞与については、期末手当のみ(減額された分)で勤勉手当はもらえません。
休職1年経過後は、共済組合から1年6か月間傷病手当金として給与のおおよそ2/3が支給されます。
公務員の休職期間は通算で3年間|リセット期間経過後は再度休職できる
休職した後、復帰し、再度休職する場合、復帰したときの勤務期間が1年以上であれば再び3年間の休職ができます。1年未満であれば、以前の休職期間から通算となり、それらと合わせて3年間までとなります。
休職については、各自治体によって条件が変わるので、確認しておきましょう。
病気休暇や休職のよくある質問

いざ病気休暇や休職を取得しようとする際に、よく疑問に思うようなことについて、回答と合わせて紹介させていただきます。
よくある質問①休職・病気休暇中の転職活動はしても良い?
基本的に病気休暇や休職等は復職することを前提とした制度としていますが、復職することに不安に感じ、転職することをお考えの方は、いらっしゃるでしょう。
転職活動は可能。ただしリスクもある
休み中の転職活動を禁止する法律はありませんので、転職活動をすることは可能です。
超絶ブラックな環境で公務員続けるなら、適応障害の診断をもらって病気休暇中に転職することをおすすめします
— はやた@官民のみちしるべ (@nanpa_komuin) March 3, 2021
病気休暇中は給料100%(3ヶ月のみ)もらえるので、給与が少なくて病休を疑われることもありません
最悪転職できなくてもほぼ間違いなく異動となります
使える制度は使った方が良い
転職を決意した私は無敵。
— 限界アラサー公僕ちゃん🧸 (@7sGKYSrhN6SPhpk) January 17, 2023
病気休暇を利用して裏で転職活動させてもらう。
以前は「仕事してないのに給料貰うなんて…」と後ろめたい気持ちでいっぱいだったけど、今は「職場の人間どものせいで人間不信&鬱病になったんだから病気休暇中に給料貰いながら転職活動して何が悪いの?」って感じ🥹✌️❤️❤️
ただし、次のことに注意が必要です。
- 今の職場に転職活動をしていることがバレると、トラブルの原因となる
- 転職活動先に「休職・病気休暇中であること」を隠すと、内定後にそれがばれるとトラブルの原因となる。
転職活動をしていることを今の職場に言わないことが前提ですが、面接などでスーツを着て出かけているのが見つかったりすると、職場に転職活動をしていることがばれて、トラブルとなる可能性はあります。
転職活動がばれて処分を受ける可能性は低いですが、復職後の人間関係に多少影響はあるかもしれません。
面接で外出する際などのリスクについては検討しておいた方が良いでしょう。
転職活動中の面接において、現在休職・病気休暇中であるのに働いているなどの嘘を言ってしまうと、それがバレた際に内定を取り消される可能性もあります。
それぞれのリスクを考慮し、活動をすると良いでしょう。
転職エージェントに登録するだけなら、ほぼリスクなし
おすすめなのは、転職エージェントに登録することです。
確かに公務員は安定していて待遇の良い仕事ですが、民間企業でも好条件の仕事はあります。
あらかじめ、転職エージェントに登録しておくなど、転職活動をしておいても良いでしょう。そうすると、
「公務員の仕事が耐えられなくなった際、転職すればいいや」
と考えることができます。
日頃からこういった考えを持っておくなどして、肉体と精神に過度な負担を与えないようにしておくと良いでしょう。
転職エージェントは登録したからといって、絶対転職しなければいけないということはなく、公務員よりも好条件のご自身に合った求人を見つけたときだけに応募すれば良いのです。
追い込まれてしまった後では、登録さえもできなくなってしまうので、まだ心に余裕があるうちに早めに登録しておいた方が良いです。
また、年齢を重ねていくと、どんどん転職が難しくなってなってしまうのも早めの行動がおすすめの理由です。
実際に私の知り合いの現役公務員の中にも、そこまで公務員を辞める気はないけど、転職の可能性を探ったり、市場価値(転職すれば年収がいくらになるか)を知るために、転職エージェントに登録している人はいます。
転職エージェントの詳細とおすすめ転職エージェントについては、
公務員から民間企業へ転職するには?おすすめ転職エージェントなど
という記事で説明させていただいています。
転職エージェントでは、転職サイトにはない非公開の優良求人があります。
転職エージェントに登録するだけであれば、自分で言わないかぎり、今の職場にバレることがないため、リスクがほぼありません。
転職エージェントの電話がしんどい場合、転職サイトなら電話もしなくて良いためおすすめ
転職エージェントは、初めにエージェントとの電話などで面談が必要ですが、その電話さえも今はしんどいという方は、転職サイトに登録しといてはいかがでしょうか。
リクナビNEXTでは、登録のみで電話もかかってくることはありません。
登録した希望にマッチした求人がメールで送られてきます。
さらに、登録すると無料の自己分析ツールNo.1との呼び声の高い「グッドポイント診断」も利用でき、自分の強みを知ることができます。
強みを知ることで、自分にあった仕事を見つける手掛かりになったり、転職面接時の自己PRに活かすことができます。
登録していると企業からオファーが来ます。

「いつでも公務員を辞めて、オファーを受けた企業に行こうかな」と思えるから良いよね!
リクナビNEXTに登録しておき、電話できる力が湧いたら転職エージェントに登録しましょう。
理想の転職先が見つかるかもしれません。
仕事を頑張ることは大切ですが、決して無理はしませんようにお願いいたします。
【評判・口コミ】一番おすすめできる転職サイトはリクナビNEXTである理由はこちらをご覧ください。
よくある質問②公務員を辞めたいけど、職場に行かずに辞める方法はない?
復職せずに、辞めることを選択した方の中には、こちらのようにお考えの方はいらっしゃると思います。
- 退職の手続をする気力がわかない
- 職場とコミュニケーションを取りたくない
職場に行かず、職場とコミュニケーションをとらずに公務員を辞める方法があります。
それは、「退職代行」を利用することです。
退職代行に依頼すれば、職場に行かず、職場とコミュニケーションをとらずに、退職の手続きを丸投げすることができます。
退職代行には、こちらの種類があります。
- 民間が運営するもの
- 労働組合が運営するもの
- 弁護士
公務員が退職する際、労働組合では退職の交渉ができないなどの民間企業と異なる法律が関係することで、確実に退職するには法律事務を代行できる弁護士の退職代行を利用するのがベストです。
公務員の方からよく問い合わせがきますが、弁護士がおこなう退職代行をおすすめしています。
— 退職代行モームリ (@momuri0201) February 6, 2023
公務員は労働法適用外となり、労働組合でも団体交渉権が適用されないので、交渉ができません。
みなし公務員でも同じなので、お気を付けくださいね😆
公務員が民間が運営する退職代行に依頼すると失敗してしまうリスクがあります。
弁護士は、オプションで未払い残業代などの交渉もできます。
公務員の退職におすすめの退職代行は、弁護士法人みやびと退職110番です。
どちらも弁護士の退職代行です。
それぞれの違いは、こちらです。
退職代行サービス | 退職代行みやび | 退職110番 |
価格(税込、オプション含まない) | 55,000円 | 43,800円 |
全額返金保証 | 無 | 有 |
24時間対応 | 有 | 無 |
支払方法 | 銀行振込 | クレジットカード |
退職代行を利用することで、手間やストレスを極力おさえて退職することができます。
はじめにしっかりと相談してから、申し込むか慎重に決めたい方は、弁護士法人みやびに一度相談することをおすすめさせていただきます。
相談は無料でできます。
費用をおさえたい方や全額返金保証を重視したい方は退職110番がおすすめです。
公務員の退職代行の【体験談・評判・口コミ】と、公務員のおすすめ退職代行の弁護士法人みやび・退職110番の詳細はこちらを参考にしてください。
よくある質問③出世・昇進に影響するの?
やはり、病気休暇や休職等で休んでいる場合は、通常どおり働いている人と比較すると出世や昇進は遅くなります。
育児休暇なども同様です。
私の職場の病気休暇で長期間休んでいた方は、その同期の職員と比べると出世・昇進は少し遅れていました。
出世・昇進が遅くなることを懸念して病気休暇などの制度を取らないといったことは、おそらく考えないとは思いますが、体調最優先に選択しましょう。
公務員の病気休暇と休職のデメリット

公務員が病気休暇と休職を取得した際のデメリットを紹介させていただきます。
デメリット①|出世・昇進が遅れる
育児休暇などと同じで、病気休暇や休職していた間は働いていない期間とみなされます。
公務員を経験した私の経験では、一度病気休暇や休職で休んでいた方は、同期と比べると昇進するのが遅くなっていました。
ただ、公務員の昇進の基準自体が役所によって非常に曖昧なので、昇進が遅れるからといって、病気休暇や休職を取得するのをためらうのはおすすめしません。
デメリット②|連続で取得すると最終的に支給が0円になる
病気休暇取得後に休職期間1年経過後は、共済組合から1年6か月間傷病手当金が給与のおおよそ2/3が支給されますが、それを経過した後は支給が0となってしまいます。
支給が減ることによる生活費が心配な方は、普段から少しずつ貯蓄しておくのがおすすめです。
病気休暇や休職以外も何が起こるか分からないため、生活防衛資金は貯めておく必要がありますね。
デメリット③|病気休暇や休職中は昇給しない
年に一度にほぼ必ず昇給する公務員ですが、病気休暇取得中や休職中は昇給もしません。
一年や二年での昇給する額はそれほど大きな額ではないので、昇給しないからといって、休まなければならないのに病気休暇や休職をとるのをためらうのも辞めた方が良いですね。
まとめ:病気休暇や休職は公務員の権利なので遠慮はせずに、必要な場合は取得しよう

仕事が辛くなってお休みする場合、金銭面で心配になります。
その際は、こちらのとおり休暇等の手続をすることになります。
病気休暇(療養休暇)90日間:給与は100%
休職1年間:給与は80%
休職2年目~2年6か月目まで:共済組合から給与の2/3の傷病手当金
休む際に、
「他の人に迷惑がかかる」
と思ったりすることはあるかもしれませんが、ご自身の身体第一に考えましょう。
何かあってからでは遅いです。
また、日頃から考えすぎないようにすることも必要かもしれません。
ますはこういった制度があることを頭に入れといて、
「仕事に耐えられなくなったら制度を使って休めばいいや」
と考えるなど、あまり思いつめないようにするのも良いかもしれません。
復職に少しでも心配がある方は、転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。
転職エージェントには非公開の優良求人が有るため、今よりも好条件な転職先が見つかるかもしれません。
転職エージェントの登録には、初めに電話面談が必要ですが、電話するのがしんどい方は転職サイトの登録だけでもしておくことをおすすめします。
リクナビNEXTは、登録した希望にマッチした求人がメールで送られてきたり、自分の強みが分かる「グッドポイント診断」を利用することで、自分にあった転職先が見つかるかもしれません。
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